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ニュースレター

フィリピン・ストリートチルドレンと出会う旅2015 参加者感想文

2015/06/12 12:25:15 ニュースレター
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ストリートチルドレンを考える会

ゴメス恵里香(高校生)

 「勉強は楽しい?」。フィリピンで出会った学生たちにこう聞くと、ほとんどの人から、「うん。楽しいよ!」という答えが返ってきました。日本の学生に同じ質問をしたらどのように答えるでしょうか。少し間をあけて、気まずそうに「あんまり・・・」という人が多いと思います。実際に私も義務教育を受けてきて、学校自体は楽しく通えていましたが、勉強をするのが面倒くさいと常に思っていて、正直勉強に前向きな姿勢で取り組んできませんでした。私たち、今の日本人学生は大抵、何も言わなくとも両親が教育費を払ってくれ、必要なものは全て手に入り揃っているというのが当たり前になっています。それにも関わらず、「学校だるい」、「勉強したくない」、「さぼりたい」などの言葉を簡単に口にします。フィリピンでは、学校に行くことはできても、教材費や学校に必要なものを買うことができずに学校を辞めてしまう子がいると、現地の方に聞きました。生まれる場所が違うだけで学校に行きたくても行けない。こんな理不尽なことがあって良いのか。今までの無知な自分に腹が立つと同時に、自分が恥ずかしくなりました。

 ツアー2日目、NGO「チャイルドホープ・エイジア・フィリピン」のストリートエデュケーターと一緒に、路上へ行きました。訪れた路上は、フィリピンの中でも特に道が荒れている、人がたくさんいて混んでいるという印象でした。ストリートエデュケーターに連れられて着いた場所には、すでに子どもたちが集まっており、少し緊張したのを覚えています。まずいつも通りに授業が始まり、自己紹介などをした後、歌の披露を子どもたちがしてくれました。私はその後の、会話などができる自由時間が、とても心に残っています。子どもたちと『旅の指差し会話帳』を使ってお互いの言葉を教えあっていたところに、同じくらいの年齢の男の子が寄ってきて、話しかけてくれました。その男の子は今高校3年生で、冒頭で触れた「勉強がとても楽しい」と答えてくれた人の1人です。今自分はどのような勉強をしているのか、将来は何をしたいのか、政治など、難しい話題についても自分の意見を流暢な英語で語ってくれました。私も負けないように自分のことを話そうとしましたが、英語力が足りず、言いたいことが半分くらいしか言えず、とても悔しかったです。振り返ってみると、言葉以前に私は勉強不足で、日本語でも自分の考えをしっかりと言えないと思います。

 これから(今年4月から)新しい環境で大学生生活を始める私にとって、この男の子との会話はとても刺激になり、スタディツアーのなかでも特に心に残りました。

 ツアーが終わり振り返ると、自分の人生の糧になる貴重な体験をたくさんすることができました。この経験を生かし、自分が大学に進学できることに感謝しながら、しっかりと勉強に励みたいと思います。今回のツアーでは積極的に質問をしなかったり、英語で伝えたいことを伝えることができなかったり、反省点がたくさんありました。なので、また次回もし参加をする場合には、今回自分の至らなかったところの反省をばねに、もっと深くストリートチルドレンについて学べたらいいなと思います。たくさんの人に出会えて、楽しい思い出をつくることができて本当に良かったです。是非また参加したいです。本当にありがとうございました。

(2015年5月発行のニュースレターNo244より)